最後の一つを何も言わずに食う男であれ

あー、もぞもぞする。
私は、飽き性なので、ベタなシーンや空間にストレスを感じる。
そして、そのような状況はビジネスシーンには数多く存在し、
ほぼ毎日、もぞもぞを感じている。
(20代の頃のほぼ毎日むらむらしていた時よりはましだが)

例えば、名刺交換。
正しいやり方が未だに分からず何となく、もたもたしちゃうのだが、
頂いた名刺をまじまじと眺め、なんか話題の広がりそうなコメントを言わねば。と思うあの状況。
絞り出したコメントに相手の反応が薄くて、変な間が空くあの状況。

例えば、訪問された営業さんが、
天気の話から入るのは良いのだが、
こっちが思ってたより3割天気の話が長い、あの時。

例えば、懇親会で大皿料理に残った最後の1切れを、遠慮と遠慮のぶつかり合いの中で誰も手を付けずにいる、あの時。
例えば、エレベーターの中のあの空気。

私は、その都度、心の中で「うおー!うおー!」と言いながら、
身もだえている。
そんな時、決まって、私の中の大人が、
「耐えろ。それが大人だ。」と言い、
変わって、私の中のDJ KOOが、
「歌っちゃいなよ。踊っちゃいなよ。人を楽しませれいいじゃない。
Easy Do Dance!!」と言い、
私の中の日産が、
「やっちゃえ」と言うのだ。

はぁ、生きていくのがツラい。

そんな私は、最近、労務費価格転嫁で関係者と話をする機会が多いのだが、「様子見の対応」をする人の多さに、もはや、飽きている。

恐らくみんな、冒頭のシーンのように、
今まで通り、自分から動かず、周りに合わせているのだ。

従業員の給料を上げるための行動を経営者がしなくて誰がするのだ。

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写真は「造型」「砂型」について学ぶ弊社従業員。

みんな心の中で「うおー」と言ってるのでは。